福岡の事故を受けて再掲 [日記・雑感]
4月に起きた池袋の事故の際に書いた記事を再掲したいと思います。
福岡の事故においても、最初の追突事故の時点で私が提案する仕組みが作動すれば、
その後の暴走には至らず、ご夫婦は亡くならずに済んだかもしれません。
時期が前後しますが、先日、滋賀で起きた幼い子供が被害にあった事故についても、
速度の低下によって被害の程度が少しでも小さくできたかもしれません。
残念ながら仮定のことであり、亡くなられた方々は戻ってきません。
このことを厳粛に受け止め、
実用化されている被害軽減ブレーキの性能向上や、将来の自動運転車の普及などによって、
死亡事故を完全に無くすことを目指すのはもちろんのこと、
それが達成されるまでの現実において、起きてしまう事故の被害の程度を、
できるだけ少なくすることにも着目して、知恵を使うべきではないかと思います。
先日、国土交通省には、同省HPの窓口を通じて私の提言を伝えましたが、
個別の返信はしないと記載されていたので、どのように取り扱われているかは不明です。
自動車メーカー等において、具体的に検討していただいていることを願います。
以下、4/20にアップした記事の再掲です。原記事はコチラ
人の命を守ること、
福岡の事故においても、最初の追突事故の時点で私が提案する仕組みが作動すれば、
その後の暴走には至らず、ご夫婦は亡くならずに済んだかもしれません。
時期が前後しますが、先日、滋賀で起きた幼い子供が被害にあった事故についても、
速度の低下によって被害の程度が少しでも小さくできたかもしれません。
残念ながら仮定のことであり、亡くなられた方々は戻ってきません。
このことを厳粛に受け止め、
実用化されている被害軽減ブレーキの性能向上や、将来の自動運転車の普及などによって、
死亡事故を完全に無くすことを目指すのはもちろんのこと、
それが達成されるまでの現実において、起きてしまう事故の被害の程度を、
できるだけ少なくすることにも着目して、知恵を使うべきではないかと思います。
先日、国土交通省には、同省HPの窓口を通じて私の提言を伝えましたが、
個別の返信はしないと記載されていたので、どのように取り扱われているかは不明です。
自動車メーカー等において、具体的に検討していただいていることを願います。
以下、4/20にアップした記事の再掲です。原記事はコチラ
最近は写真の掲載ばかりで、文章を書くことが減ってしまっており、
さらに、普段は身の回りのことを書くことが多いのですが、
昨日、池袋で起きた大変不幸な出来事について、思うところがあるので書いておきます。
事故のニュースを見て、とても居たたまれない気持ちになり、
こうした不幸なことを無くしていくには、どうしたら良いのか?
自分なりに考えました。
まだ事故の原因は明らかになっていませんが、アクセルとブレーキの踏み間違いか、
車両のトラブルがその原因として考えられます。
今のところ、事故を起こした運転者はアクセルが戻らなくなったと証言していると聞きます。
しかし、交差点での暴走が起きる手前で、ガードレールに接触しているという事実からすると、
運転者がパニックを起こし、アクセルとブレーキを踏み間違えたことが原因と考える識者が多いようです。
あるテレビ番組のコメンテータは「免許更新時の検定(認知機能テスト等)の強化」と
「高齢者の免許返納」を軸とした対策を提言していましたが、ある程度有効であるとは思うものの、
今回のケースでも、約2年前の免許更新時に「認知機能に問題なし」だったとの報道もあり、万全ではありません。
免許制度など、いわゆるソフト面の対策を進めると同時に、
衝突被害軽減ブレーキ(以下では自動ブレーキと表記します)などのADAS機能の標準装備化など、
いわゆるハード面の対策を進めることが、急がれるべきではないかと思います。
今回、私が考えた対策は、そのハード面に関するものです。
現在、普及が進んでいる自動ブレーキは、カメラやレーダーなどのセンサーを使って、
衝突の危険があるときに作動するものになっています。
しかし今回起きた事故は、歩行者や自転車を検知できる、より高度なタイプでないと対応ができません。
私は、
「一定以上の衝撃(加速度)を検知したときに作動する自動ブレーキ」
が有効なのではないかと考えます。
現在普及しているほぼ全ての車にはエアバッグが装備されており、
車体に所定以上の衝撃が加わると、エアバッグが開いて乗員を保護するように作られています。
エアバッグのセンサーと共用するかは別として、所定以上の衝撃を検知したら、
自動的にブレーキがかかるようにすることは、技術的には可能なはずです。
その際のブレーキの制御仕様は、いきなり完全停止に至るような急ブレーキとすべきケースもあるでしょうし、
運転者が自発的にブレーキを踏むことも踏まえて、その踏力に応じて介入する程度を制御すべきかもしれません。
軽すぎる衝撃で作動してしまうと、不便であったり、かえって危険なこともあるかもしれませんが、
自動ブレーキを実用化した現在の自動車技術の水準であれば、副作用は最小限に抑えられると思います。
具体的なケースを想定して、イメージしてみます。
今回の事故の初期に起きたガードレールへの接触を想像してみると、
接触が起きた段階で、車を停止させようと自発的にブレーキを踏む人がほとんどでしょう。
一方、運転者がパニックが起こし、ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏んでしまった場合は、
衝撃検知かつアクセル開度の異常を検知して、自動的にブレーキがかかるようにすれば、
暴走を抑止することができるのではないか、という考え方です。
衝撃検知自動ブレーキにより完全停止に導ければ、長距離の暴走は防止できますし、
少なくとも減速するように作動することで、二次的な事故の被害を低減させることができると思います。
副次的な効果として、悪意のあるひき逃げを抑止することにもつながるかもしれません。
この機能が作動したのが軽微な自損事故などであれば、事故処理ののち、自力走行ができないと困ります。
つまり、一旦作動したあと、衝撃検知自動ブレーキは解除されるようになっている必要がありますが、
そうなると、ひき逃げの抑止にはならないケースが出てくるでしょう。
これらのことを考慮すると、衝撃検知自動ブレーキの解除には、
何らかの操作を要するようにすることが考えられます。
解除ができてしまえば、悪意のある人は逃げてしまうと思いますが、
少なくとも一旦停止すること、また解除に所定の時間がかかるようになっていれば、
目撃者を増やすことに繋がると思います。
少し横道にそれました。もとに戻します。
衝撃検知自動ブレーキは、後方からの衝撃にも反応するようになっていれば、
玉突き追突事故の被害軽減にも寄与するかもしれません。
運転者が急病で意識を失った場合にコントロールを失った車を止めることができるケースもあるでしょう。
何かに衝突、もしくは接触したあとに作動することにはなりますが、
既存の自動ブレーキを補完するケースは確実にあり、救える範囲は広がるはずです。
以上の考えは、すべて仮説であり、私が想定できていない副作用や障害があるのかもしれません。
実現するための技術要素は揃っており、実在していてもおかしくない機能であるにも関わらず、
実在していないのは何らかの理由があるからなのかもしれません。
費用対効果でしょうか?
すでに自動ブレーキが適用されている車種であれば、コストアップは大きくないと想像します。
実在していない主因は、衝撃検知自動ブレーキの効果が発揮されるケースが少ないことなのかもしれません。
そうであるとするなら、今回の不幸な出来事を契機に、ケースの多い少ないではなく、
さらに、普段は身の回りのことを書くことが多いのですが、
昨日、池袋で起きた大変不幸な出来事について、思うところがあるので書いておきます。
事故のニュースを見て、とても居たたまれない気持ちになり、
こうした不幸なことを無くしていくには、どうしたら良いのか?
自分なりに考えました。
まだ事故の原因は明らかになっていませんが、アクセルとブレーキの踏み間違いか、
車両のトラブルがその原因として考えられます。
今のところ、事故を起こした運転者はアクセルが戻らなくなったと証言していると聞きます。
しかし、交差点での暴走が起きる手前で、ガードレールに接触しているという事実からすると、
運転者がパニックを起こし、アクセルとブレーキを踏み間違えたことが原因と考える識者が多いようです。
あるテレビ番組のコメンテータは「免許更新時の検定(認知機能テスト等)の強化」と
「高齢者の免許返納」を軸とした対策を提言していましたが、ある程度有効であるとは思うものの、
今回のケースでも、約2年前の免許更新時に「認知機能に問題なし」だったとの報道もあり、万全ではありません。
免許制度など、いわゆるソフト面の対策を進めると同時に、
衝突被害軽減ブレーキ(以下では自動ブレーキと表記します)などのADAS機能の標準装備化など、
いわゆるハード面の対策を進めることが、急がれるべきではないかと思います。
今回、私が考えた対策は、そのハード面に関するものです。
現在、普及が進んでいる自動ブレーキは、カメラやレーダーなどのセンサーを使って、
衝突の危険があるときに作動するものになっています。
しかし今回起きた事故は、歩行者や自転車を検知できる、より高度なタイプでないと対応ができません。
私は、
「一定以上の衝撃(加速度)を検知したときに作動する自動ブレーキ」
が有効なのではないかと考えます。
現在普及しているほぼ全ての車にはエアバッグが装備されており、
車体に所定以上の衝撃が加わると、エアバッグが開いて乗員を保護するように作られています。
エアバッグのセンサーと共用するかは別として、所定以上の衝撃を検知したら、
自動的にブレーキがかかるようにすることは、技術的には可能なはずです。
その際のブレーキの制御仕様は、いきなり完全停止に至るような急ブレーキとすべきケースもあるでしょうし、
運転者が自発的にブレーキを踏むことも踏まえて、その踏力に応じて介入する程度を制御すべきかもしれません。
軽すぎる衝撃で作動してしまうと、不便であったり、かえって危険なこともあるかもしれませんが、
自動ブレーキを実用化した現在の自動車技術の水準であれば、副作用は最小限に抑えられると思います。
具体的なケースを想定して、イメージしてみます。
今回の事故の初期に起きたガードレールへの接触を想像してみると、
接触が起きた段階で、車を停止させようと自発的にブレーキを踏む人がほとんどでしょう。
一方、運転者がパニックが起こし、ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏んでしまった場合は、
衝撃検知かつアクセル開度の異常を検知して、自動的にブレーキがかかるようにすれば、
暴走を抑止することができるのではないか、という考え方です。
衝撃検知自動ブレーキにより完全停止に導ければ、長距離の暴走は防止できますし、
少なくとも減速するように作動することで、二次的な事故の被害を低減させることができると思います。
副次的な効果として、悪意のあるひき逃げを抑止することにもつながるかもしれません。
この機能が作動したのが軽微な自損事故などであれば、事故処理ののち、自力走行ができないと困ります。
つまり、一旦作動したあと、衝撃検知自動ブレーキは解除されるようになっている必要がありますが、
そうなると、ひき逃げの抑止にはならないケースが出てくるでしょう。
これらのことを考慮すると、衝撃検知自動ブレーキの解除には、
何らかの操作を要するようにすることが考えられます。
解除ができてしまえば、悪意のある人は逃げてしまうと思いますが、
少なくとも一旦停止すること、また解除に所定の時間がかかるようになっていれば、
目撃者を増やすことに繋がると思います。
少し横道にそれました。もとに戻します。
衝撃検知自動ブレーキは、後方からの衝撃にも反応するようになっていれば、
玉突き追突事故の被害軽減にも寄与するかもしれません。
運転者が急病で意識を失った場合にコントロールを失った車を止めることができるケースもあるでしょう。
何かに衝突、もしくは接触したあとに作動することにはなりますが、
既存の自動ブレーキを補完するケースは確実にあり、救える範囲は広がるはずです。
以上の考えは、すべて仮説であり、私が想定できていない副作用や障害があるのかもしれません。
実現するための技術要素は揃っており、実在していてもおかしくない機能であるにも関わらず、
実在していないのは何らかの理由があるからなのかもしれません。
費用対効果でしょうか?
すでに自動ブレーキが適用されている車種であれば、コストアップは大きくないと想像します。
実在していない主因は、衝撃検知自動ブレーキの効果が発揮されるケースが少ないことなのかもしれません。
そうであるとするなら、今回の不幸な出来事を契機に、ケースの多い少ないではなく、
人の命を守ること、
これのみを動機として、是非自動車メーカーの専門家の方々には、改めて考えていただくことを切に希望します。
2019-06-06 16:54
nice!(9)
コメント(2)
鉄腕原子さん
nice!をありがとうございます。
kazutokuさん
nice!をありがとうございます。
soramoyouさん
nice!をありがとうございます。
@ミックさん
nice!をありがとうございます。
ryo1216さん
nice!をありがとうございます。
neruruさん
nice!をありがとうございます。
銀四郎さん
nice!をありがとうございます。
テリーさん
nice!をありがとうございます。
by tomoyuri (2019-06-15 21:24)
ぷっぷくさん
nice!をありがとうございます。
by tomoyuri (2019-06-16 10:24)