今日は国立科学博物館で2/6まで開催されている「空と宇宙展」へ行ってきました。
動力飛行時代の幕開けと言えばライト兄弟、子供の頃に本を読んで憧れたものです。
傑作飛行艇と言われた二式飛行艇、二式大艇とも呼びますね。プラモデルを作ったことがあります。
松本零士の戦場まんがシリーズにも登場したような気がしますが、記憶が定かではありません。
久しぶりに読みたくなりましたが、結婚したときに実家に置いてきてしまったので、
すでに捨てられてしまっているかもしれません。
零戦(左)と隼(右)
疾風(左)と紫電改(右) いずれも海軍、陸軍の名機達です。
戦後世代のTOMOYURIにとっては、兵器というよりも美しい飛行機に見えてしまいますが、
戦争当時の記憶がある方にとっては、全く違って見えるのだろうと思います。
TOMOYURIの場合は、子供の頃にこういった戦闘機などに興味を持ったことで、
戦史に関する本などにも興味が繋がり、知識の上ではありますが、戦争の悲劇を学ぶことができました。
今の子供達も学校で学ぶ機会があるのかもしれませんが、
自ら興味を持って接する情報と、受身の情報とでは感じ方も違うと思います。
会場の外に飛行中のB29に紫電改が機体ごと乗り上げている絵が展示されていました。
それを見ながら智也に「特攻隊」の話をしてやり、
生きて帰れないと分かっていて出撃する気持ちを想像してみてごらん、
と言ったところ、とても複雑な顔をしていました。
現代の平和な日本で暮らしていれば実感が湧かなくても無理はありませんが、
一年に一度でも戦争で亡くなった人達の立場で想いを馳せることは大切なことだと思います。
展示会の主役は小惑星イトカワに着陸し帰還した「はやぶさ」です。
左の写真の奥に映っているのが、イトカワに投下したターゲット(プロトタイプ)だそうです。
得られた成果は科学の発展に少なからず貢献すると思いますが、
日頃の仕事はとても地味なことばかりだと想像します。
関係者の努力には頭が下がります。
兵器開発とは対極にある知恵と技術の使い方を同じ会場で目の当たりにして、改めて考えさせられました。
空と宇宙という壮大なテーマのために模型や資料の展示が多く、個人的には楽しめましたが、
子供達には難しい内容が多く、どちらかと言えば退屈に感じるイベントだったようです。
未来を担う子供がより興味を持つような工夫を凝らして欲しい感じがしましたが、
多くを求めすぎてもいけませんので、戦争について話ができただけでも行って良かったと思います。