ボーム&メルシエ クラシマ・エグゼクティブ Ref.8688

一ヵ月半悩んで決めました。

即断即決が基本のTOMOYURIは、車を買うときには早ければ一週間で決めてしまうのに、
腕時計はとても時間がかかりました。

決め手は、

このシースルーウィンドウと、

ブルースチールの針です。

浦和の伊勢丹へ見に行ったときは、デイト表示付きのモデル(Ref.8791)も候補にしていました。
仕事中に時々、今日何日だっけ?ということがあるからです。

また両モデルはケースサイズが異なり、8791は39mmで標準的、8688は42mmと大径です。

最終的には池袋の東武百貨店で現物を確認して、大きくて存在感があることと、
前述のシースルーウィンドウに惹かれて、日付は携帯で確認すれば良い、
といい聞かせてRef.8688に決めました。

時刻も携帯で良いのでは?は言いっこなしです。(笑)

機械式時計の象徴とも言えるテンプの動きが、腕につけた状態でも楽しめるのが最高です。#59120;

クラシマのモデルだけで一ヶ月半悩んでいたのかというともちろんそんな訳はなく、
ステンレスのブレスレットにするか、革ベルトにするか、とか、
ボーム&メルシエ以外のブランドにも良い時計はたくさんあり、悩みました。

チェックしたブランドは、
フレデリック・コンスタント、モーリス・ラクロア、ジラール・ペルゴ、ノモス、
タグ・ホイヤー、ブライトリング、セイコーブライツ・アナンタ、ハミルトン、オリスなどなど。
モデル名を挙げるのはキリがなくなるのでやめておきます。

決める直前は予算を若干オーバーしても良いから後悔しないものを買おう、
というところまで行きましたが、少し冷静になる瞬間があり、
結局は身の丈に合ったものを、という心境に至りました。

話があちこちに飛びますが、ブレスか?革ベルトか?については、
湿度の高い日本ではブレスの方が適しているとされていますし、
靴や洋服のベルトの色を選ばないという点でもブレスの方が使い勝手が良いと思っていました。

実際、前から持っているウェンガーのクロノも革ベルトのモデルを買いましたが、
あとから純正のブレスを買い、もっぱらブレスの方を使っています。

ただ今回様々な時計を見ているうちに、革のベルトの方がいろんな素材、カラーがあり、
付け替えさえ億劫でなければ、むしろ洋服とのコーディネートを楽しむことができるのでは?と考え、
最終的には革ベルトにしようと思いました。

調べてみたらワンタッチで本体とベルトを着脱できるように工夫されたバネ棒があるようです。

本体が決まったので、これからベルト探しの旅に出ることになりそうです。(笑)

最後に、なぜボーム&メルシエ クラシマ・エグゼクティブに惹かれたのか?

機械式時計が好きな方なら、それぞれのブランドの歴史や、時計造りへの姿勢、
個別のモデルではキャリバーの性能、デザイン、機能性など、
様々なことを見たり聞いたりして、自分なりの価値判断で選ばれていると思います。

TOMOYURIは腕時計ビギナーなので、腕時計の専門雑誌に強く影響を受けました。

たまたま最初に買った雑誌でボーム&メルシエの特集が組まれていて、
今回買ったRef.8688が大きく載っており、ひと目惚れでした。
紆余曲折ありましたが、結局は最初に戻ったというわけです。

クラシマ・エグゼクティブというモデル名も何となく「日本」を感じる名前で、
シンプルな外観デザインとマッチしていて、とても好感が持てました。

また、ボーム&メルシエは今年で創業180周年(!)とのことで、
積極的にプロモーションしているようなので、より目立ったのかもしれません。

E-5をパスしてまで選んだ時計ですから、末永く大切にしたいと思います。