EPON AF-305 / MCI BLACK 100S [ゴルフ]
EPON AF-305 / MCI BLACK 100S
約6年ぶりにアイアンを換えることにしました。
と言っても、これまでのURA GOLF PROTO IRONも手元には残してあります。
アイアンを換えようと思ったのは、50肩で2年間クラブを振れなかったことと加齢?でHSが落ちたせいで、
#5アイアンで球を上げるのが辛くなってきたからです。
PROTO IRONのシャフトはMODUS 105のSで、軽量スチールにしては硬めと言われています。
#7の振動数が325cpm前後はあり、体感的にもかなり硬く、しなりはほとんど感じません。
バランスがD1で少しだけ軽めになっていることもあり、
ヘッドがあまり効いていないことも硬く感じる要因かもしれません。
リシャフトも考えましたが、ヘッドとシャフトの相性は実際に打たないことにはわからないので、
リシャフトはリスクが高いと判断し、URA GOLF PROTO IRONは残したまま、
中古ショップで新たなアイアンを物色することにしました。
一番大事なシャフトを基準に探そうと思いつつ、どうしてもヘッドに目が行ってしまって、
はじめはドライバーが気に入っているMuziikのOn The Screw Deep Impactに興味が湧きました。
Muziik On The Screw Deep Impact CNC加工が凝っていて、とても格好良いと思います。
NS950のRシャフトがついていました。
NS950はMODUS 105よりも軽めですが、Sの振動数は思いの外高く結構硬めなので、
Rシャフトでちょうど良さそうです。
試打の結果、左が#7(32°)、右が#5(25°) ()はロフト角
キャリーはイメージ通りで、方向性も悪くありません。
MODUS 105Sより楽に振れますし、よく言われる中折れ感というやつはあまり気になりませんでした。
打感も良かったので即決しそうになりましたが、強めのグースネックが気になったので思い留まりました。
その後はネットで色々と探しているうちに、カーボンシャフトを試したいと思うようになりました。
以前、スチールからカーボンに換えるなら10〜20g程度軽量なものを選んだ方が良い、
という話を聞いたことがあり、80g台のMCI80やATTAS80などを候補に探しました。
ヘッドは地クラブに絞りましたが、この辺りの重量帯は比較的流通量が多いので、当初は迷走状況に。。。
Muziikから入ったせいか、はじめの頃はラズルダズルやBALDO、GTDなど、
バックフェイスがCNC加工された、所謂イケメンアイアンに目を奪われましたが、
やはりアイアンに関しては、老舗のブランドの方が安心感があるだろうという考えに変わっていき、
最終段階では三浦技研、Zodia、EPONといったところに戻ってきました。
最初に候補に挙げたのは昔、CB-2005というモデルを使っていた三浦技研のTC-101、
笹生優花プロが使っているということで人気が高く、相場は高め。
またアスリート系ということで重量級のスチールシャフトが多くて候補から脱落。
続いて、URA GOLF PROTO IRONを監修した千葉文雄氏のZodia、
こちらは通好みなブランドのせいか流通量が少なく、こちらも重量級スチールばかりで脱落。
この辺でヘッド中心の志向が強くなり、ヘッドが変われば軽量級スチールも有りか?
という邪心も芽生えましたが、愛着のあるURA GOLF PROTO IRONを活かすためにも、
カーボンシャフトに絞るべき、と思い直しました。
そして最終候補に残ったのは軟鉄鍛造の老舗、遠藤製作所のEPONでした。
ネットショップやオークションにはそれなりに良さそうなものがたくさんあり、
自分のなかでは#8の顔と、#5の顔が好みでないアイアンは使えないので、
実店舗で顔を確認した上で試打をして決めることにしました。
EPONで候補に挙げたのは、画像で見て顔が良かったAF-505とAF-305でした。
どちらかと言うとAF-305の方がネックの削り方がより好みに近いのですが、微妙な差でAF-505も合格点でした。
ちなみに、3**が競技志向、7**が寛容性重視の初・中級者向け、5**は3と7の中間、
という位置づけだそうです。
自分にとって地クラブのショップと言えばゴルフエフォートさん。
ゴルフエフォートさんのオンラインストアでは、シャフトブランドをキーに在庫検索ができるので、
EPON+カーボンシャフト系ブランドで探したところ、
候補としていた80〜100g台のモデルが複数有ったので、3連休の間に昨日試打することにしました。
候補は、AF-505のMCI BLACK 80Sと100S、AF-305のMCI BLACK 100Sでしたが、
80Sは少し遠い藤沢店の在庫だったので、とりあえず白金台店と杉並店に100Sを試しに行きました。
AF-305 / MCI BLACK 100Sの試打結果、左が#7(33°)、右が#5(26°) ()はロフト角
それぞれキャリーが最も出た結果ですが、#7はロフトが1°立ったMuziikよりもAF-305の方が飛んでいます。
#5はロフトは1°寝ているAF-305の方が飛んでいませんが、たった1ヤードの違いです。
飛距離のMAXの差はほぼありませんが、AF-305の安定感は抜群でした。
安定感の高さはMCI BLACK 100Sのおかげだと思いますが、ダフリやトップのミスがほとんど無く、
サイドスピンと縦距離のばらつきが明らかに少ない結果でした。
80g台が本命かと思いきや、100g弱のカーボンシャフトが打ちやすく感じたのは少し意外でした。
MCI BLACKは番手別設計で、ロングアイアンは軽く、ショートアイアンは重めに作られているので、
ロングアイアンを易しくして、ショートアイアンは今まで通りの重量感が得られるという一石二鳥なシャフト。
同じシャフトが入ったAF-505は計測ができなかったので、データを比べることができませんが、
打感が少し軽い感じがしたのと、ヘッドが軽いのかスイングウェイトが軽めでヘッドを感じにくく、
試打時はトップすることはありませんでしたが、コースで出ることが多いトップのミスが気になりました。
またAF-505はショートアイアンのロフトピッチが大きく、距離感が今までと変わることも懸念点でした。
というわけで、顔と試打結果がベストだったEPON AF-305 / MCI BLACK 100Sに決定!
クラブのデータは以下の通りです。
AF-305 / MCI BLACK 100S
#5 26° 38.0 inch 402g D2
#6 29° 37.5inch 408g D2
#7 33° 37.0inch 418g D2
#8 37° 36.5inch 428g D2
#9 41° 36.0inch 438g D2
PW 45° 35.5inch 455g D2
URA GOLF PROTO IRON / MODUS3 TOUR105S
#5 25° 38.0inch 412g D1
#6 29° 37.5inch 418g D1
#7 33° 37.0inch 424g D1
#8 37° 36.5inch 432g D1
#9 41° 36.0inch 438g D1
PW 45° 35.5inch 446g D1
48° 35.5inch 452g D1
52° 35.5inch 452g D1
57° 35.25inch 456g D1
#5のロフトが1°違うだけで、他の番手のロフトは全く同じです。
総重量はロングアイアンが10g軽量化して打ちやすく、ミドルアイアンはわずかに軽め〜ほぼ同じ、
PWは少し重めという重量フローになりました。
PWが48°〜52°よりも若干重くなりましたが、練習場で打った限りでは違和感はありませんでした。
しばらく使って違和感が出るようならウェッジ探しの旅に出ることになるかもしれません。笑
早速、練習場で各番手の飛距離のピッチをチェックしました。
番手 ボール初速 推定キャリー→推定キャリー✕1.1(ユピテルGST-5を使用)
#5 50.2m/s 161.6yard→177.8yard
#6 48.9m/s 151.8yard→167.0yard
#7 46.6m/s 139.8yard→153.8yard
#8 44.2m/s 127.4yard→140.1yard
#9 41.1m/s 114.6yard→126.1yard
PW 37.3m/s 116.0yard→???yard
最後の数字は本球だと1割増し位になるはず、という換算値です。
#9とPWの飛距離差がありませんが、初速は明らかに違うので実際は本球で110yard位だろうと思います。
#5のキャリーが175yardあれば御の字と思っていましたので、飛距離は及第点だと思っています。
もっと飛んだ方が長いミドルで楽になるでしょうが、ロングアイアンのロフトが立ったモデルは、
ショートアイアンのロフトピッチが大きくなる傾向がり150yard以内の打ち分けが難しくなる気がします。
#6 48.9m/s 151.8yard→167.0yard
#7 46.6m/s 139.8yard→153.8yard
#8 44.2m/s 127.4yard→140.1yard
#9 41.1m/s 114.6yard→126.1yard
PW 37.3m/s 116.0yard→???yard
最後の数字は本球だと1割増し位になるはず、という換算値です。
#9とPWの飛距離差がありませんが、初速は明らかに違うので実際は本球で110yard位だろうと思います。
#5のキャリーが175yardあれば御の字と思っていましたので、飛距離は及第点だと思っています。
もっと飛んだ方が長いミドルで楽になるでしょうが、ロングアイアンのロフトが立ったモデルは、
ショートアイアンのロフトピッチが大きくなる傾向がり150yard以内の打ち分けが難しくなる気がします。
あとは安定感とコントロール性ですが、そちらも申し分なしです。
AF-305とPROTO IRONの#5を打ち比べと、UTやFWとの繋がりを確認した結果の動画です。
動画ではほとんど違いはわかりませんが、肉眼ではPROTO IRONの方がスピンの入り方が少なく見えました。
PROTO IRONの方がロフトが立っていることとシャフトが硬いせいで、ボール初速は出るのですが、
スピン量が少なくて浮力が足りないことがあり、実際のキャリーはAF-305の方が出ているように感じました。
またAF-305はPROTO IRONよりもフェードが楽に打てて、球筋がとても綺麗に見えました。
打感はEPONならではの柔らかさで、柔らかいと思っていたPROTO IRONが硬質に感じました。
PROTO IRONの方が寛容性が低いために少しでも薄く当たると打感が悪くな流星だと思います。
寒い間はAF-305をメインに使って、暖かくなって振れるようになったらPROTO IRONに戻すかもしれません。
練習と次のラウンドがとても楽しみです。
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